もし、その場合にはメールなどで感想、ご意見などご連絡していただけると幸いです。
病院内のマニュアルなどに活用してください。なお、ここにある画像は著作権フリーです
心肺蘇生法(病院用)マニュアル
| 項目 | 図 | 説明 |
| 意識の確認
|
![]() |
病棟内で意識のない患者さんあるいは明らかにいつもと違う状態(顔面蒼白など)を発見した場合、まず意識の確認を行います。軽く体をたたいて耳元で声をかけます。 |
| 助けを呼ぶ | ![]() |
ナースコールを利用、またはその場に居る人などにスタッフを呼んでもらうように依頼します。緊迫感を持って呼ぶことが必要です。このときに救急カートが用意されればよいのですが、とりあえずバッグマスクだけは用意しましょう。なおAHAガイドライン2005では最初に持ってくるのは除細動器です!! |
| 気道確保 | ![]() |
項部後屈、頤部挙上法にて気道確保を行います。
あご先を持ち上げるときは、鼻孔がちょうど上を向くくらいと覚えておけばよいでしょう。これにより舌根沈下がとれて気道が解放します。つかむのではなく指を添えて持ち上げます。 もう片方の手を額にあてます。頸部の下に差し入れる方法は現在は頸部損傷の原因にもなるため行われていません。 |
| 呼吸の確認 | ![]() |
気道確保をした状態で呼吸の確認をします。見る、聞く、感じる(Look、Listen、Feel)で5秒間 から10秒間呼吸の有無を確認します。)胸郭の動きをみるとよいでしょう。 |
| 脈拍の確認1 | ![]() |
できれば呼吸確認の5秒間から10秒間の間に喉頭隆起(喉仏)の直上に2本指を置き、手前に2cmほどずらして頸動脈を探し て脈拍を確認します。 医療従事者であっても、自分の脈を勘違いする場合がありますので、明らかに脈拍を感じない場合には脈なしとします。呼吸の確認と同時に実施出来ない場合は省略します。 |
| 人工呼吸 | ![]() |
ここでもし呼吸が再開しない、あるいは呼吸がなければ人工呼吸を開始します。マウスツーマウス法が最も簡単であり、軽く胸が膨らむ程度1秒かけて
呼気を吹き込みます。この手技は必ずマスターしておきましょう。急に吹き込むと胃膨満、嘔吐の原因になります。
続けて2回吹き込みます。もし次の脈拍確認で脈があれば人工呼吸を6秒に1回の割合で続けることになります。 |
| バッグマスク人工呼吸 | ![]() |
バッグマスクがあればバッグマスクを使用します。マウスツーマウスよりも難しく、必ず正しい気道確保がされていないと胃膨満の原因となります。下顎を挙上した状態を片手でできるように訓練が必要です。生体で訓練できますのでお互いに訓練しておきましょう。 |
| 胸骨圧迫の位置 | ![]() |
手掌の基底部のみ使い、両手は反らせるか組みます。この位置と手技が違うと容易に肋骨骨折を起こすことになり、患者さんは蘇生後に痛みと戦うことになります。
そして、乳首と乳首の間を結ぶ線上の胸骨上を押します。「胸の真ん中」と覚えてもいいでしょう。 ただし、もし肋骨骨折したとしても心マを絶対にやめてはいけません。救命のチャンスを逃します。 |
| 胸骨圧迫の体位 | ![]() |
胸骨圧迫(以前は心臓マッサージ)の場所は柔らかいマットレスの上では効果が減少しますのでで可能ならば床におろすか、板を背中に入れます。
患者さんの横に図のように位置し、眼はおおむね反対側の腋窩部分に位置します。 しっかり腕を伸ばし、できればムンニュ、ムンニュといったストロークで心マを行います。回数は100回毎分(多少早い脈くらい)で、4センチから5センチ(図では3.5となっていますが、G2005からは4から5センチ)の深さで押します。体の厚さの3分の1程度と覚えておきましょう。30回押します。 |
| 1人法心肺蘇生法 | ![]() |
ひとりで心肺蘇生を行う場合には、以上の手技を心マ30回に人工呼吸2回の割合で行います。毎回気道確保は忘れずに。AHAガイドライン2005ではもし人工呼吸を躊躇する場合は心マだけでも良いことになっています。
途中で応援者が来れば、次の2人法に移行します。 |
| 2人法心肺蘇生法(バッグマスク使用) | ![]() |
ふたりでバッグマスクを使用して心肺蘇生を行う場合にも、以上の手技を心マ30回に人工呼吸2回の割合で行います。5サイクル(約2分)で役割を交代します。交代しないと疲れのせいで充分な圧迫が出来ないと言われています。 |
| 蘇生チームの到着 | 医師が到着するまで続けますが、この間に用意するものは、除細動器、バッグマスク、心電図モニタ、救急カートです。ACLSの標準ではモニタの装着後、心室細動であれば除細動が先行します。挿管、ルート確保はその後になります。 | 除細動が 成功しない場合、その後挿管し、ルート確保します。使用する薬剤はボスミンが第1選択です。 |
| 挿管介助手技1 | ![]() |
喉頭鏡の電気点灯を確認し、チューブの先にはキシロカインゼリーを塗布し、医師に渡します。図のように口角を広げ、視野を広くするとよいでしょう。 |
| 挿管介助手技2 | ![]() |
挿管確認したら、医師の合図でスタイレットを引き抜きます。 |
| 挿管介助手技3 | ![]() |
指示によりバルーンにエアーを入れます。量の指示がない場合には耳たぶの堅さ程度と覚えておくとよいです。バッグマスクをつなぎ、肺への送気を確認します。このとき聴診器を医師に渡します。バッグマスクに酸素チューブが継がれているか確認してください。 |
| 蘇生チームの連携 | この後、致死的不整脈(心室細動、電導収縮解離、心静止)の場合には蘇生するか、指示があるまで蘇生が継続されます。普段から心マ、バッグマスク人工呼吸、救急カートの中味の点検、挿管介助の仕方は訓練などしておくことをおすすめします。蘇生できなかったのが自分のせいだなんで思いたくないですが、第1発見者になる可能性がある以上、避けては通れないものです。 | 心室細動の場合、次にはリドカイン、心静止の場合にはアトロピンが次に投与されます。高カリウム血症がない場合のメイロンの投与はAHA2000ガイドラインでは禁忌です。医師によって技術、順序に違いのあることは残念なのですが、これもアメリカのACLSが普及するに従って解消されていくことでしょう。ACLSは統計と理論に基づいた心肺蘇生です。詳しくはHP
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/7324/ を参照してください。 |